何となくスッキリしないマイルーム代表です。
「幻なければ民亡ぶ」と聖書にありますが、
今の閉塞した世の中で「夢」を持つのは、
難しいかもしれません。
植村直己さんが夢について語ったこと。
「一つの夢、そういうものはお前には能力がないからダメだとか、
やってないからダメだと決めつけるのは絶対いけない。
ダメでもやった中から、次のものを、
自分でできそうな能力を、自分の何か向いているものを、
掴みだしてくれば、それでその方向は定まる。
少しずつ前へ、小さなことでもいつかできるようになる。」
世界初五大陸の最高峰を単独で登った人の言葉は、
説得力がありますね!
全国の受験生!
大学入試だけを「夢」にするのではなく、
より大きな「夢」を持ってください!
入試は決してゴールではない!
夢について熱くからりたければ
是非マイルームへご入塾ください!
季節の変わり目に弱いマイルーム代表です。
さて、清少納言→紫式部→清少納言ときましたので、
次は紫式部ですね(?_?)
今日は紫式部の悩みを見てみましょう。
一条天皇の御幸が近く盛り上がる土御門邸。
菊の花も色鮮やか、部屋もピカピカ、皆のテンションも最高潮。
そんな中で一人紫式部だけは・・・。
「思ふことの少しもなのめなる(普通の)身ならましかば、
すきずきしくももてなし、若やぎて、常なき(無常)世をすぐしてまし。
めでたきこと、おもしろきことを見聞くにつけても、
ただ思ひかけたりし(心に抱き続ける思い・心を支配する思い)心の引き方のみ強くて
もの憂く、思はずに、嘆かしきことのまさるぞ、いと苦しき(それが本当に苦しい)。
いかで、いまはなほ物忘れしなむ、思ひ甲斐もなし(考えても仕方ない)、
罪も深かなり(仏罰が下る)など、明けたてば(夜が明けると、庭の池を)うち眺めて、
水鳥どもの思ふこと無げに遊び合へるを見る。
水鳥を 水の上とや よそみ見む われも浮きたる 世をすぐしつつ
かれも、さこそ心をやりて遊ぶと見ゆれど、身はいと苦しかんなりと、
思ひよそへらる(我が身に引き付けてそう考えてしまう)。」
『紫式部日記』
これを読んで、「あっ、わたしもそう!」と思った人は意外といるかもしれませんね。
「思ひかけたりし心」と何を気にして、何が心を支配していたのかわかりませんが、
これにより皆が楽しんでいるのに、心底楽しめない、それが苦しいと。
紫式部は、集団の中の個を意識するという点で近代的自我に目覚めていたのかもしれません。
水鳥は面白いとらえ方ですね。
鴨でも池を泳いでいる姿は気儘に見えますが、水面では必死に足を動かしている。
一見楽しんでいるように見えて、心の中は・・・(-_-;)と自分と重ねています。
何がそうさせたのか・・・。一切書かれていません。謎ですね!
そういう「心の闇」を持ちながら世界に誇る一大長編物語を書いたのですね。
続きが知りたい方は、マイルームで!
*『紫式部日記』は角川ソフィア文庫がお勧めです!

筋トレで熱を制したマイルーム代表です。
朝晩涼しくなってきましたので、体調管理にお気を付けください<(_ 是非_)>
さて、暇つぶしに『枕草子』を読んでいますと
「八九月ばかりに、雨にまじりて吹きたる風いとあはれなり。
雨の脚横様に、騒がしう吹きたる、
夏とほしたる綿衣のかかりたるを(汗の匂いがしているのを取って)
生絹の単衣重ねて着たるもいとをかし。この生絹だにいとところせく(鬱陶しいほど)
暑かはしく、取り捨てまほしかりしに、
いつほどにかくなりぬるにか、(いつの間に涼しくなったのだろうか)と思ふもをかし。
暁に格子・妻戸をおしあけたれば、嵐のさと顔にしみたるこそ、いみじくをかしけれ。」
何となく昨日の状況に似ていますね。
能勢口で子どもたちが風に交じって小雨が降っているのに喜んでいました。
まさに一行目と同じですね。
夏中着てて汗臭くなった服は…(@_@;)相当臭いでしょうね(-_-;)
まあそれを着換えた時はホントに気持ち良いでしょうね。
生絹ではないですが、「すずし」(ーー;)
しかし、この前までホントに暑かったのに、いつの間にやら涼しくなりましたね。
涼しくなった!嬉しい(*^^)vという清少納言が想像できますね。
人間の感覚は千年たっても変わりません。
王朝の人の気持ちが分かると何となく嬉しいですね。
(源氏が良いと言いましたが、気軽に読める枕草子も良いですね。
文が綺麗ですよね。風景描写とか特に。
日本に古典があってホントに良かった(*^^)v…
卒業生は知っていますが、私は『平家物語』が一番好きです。)
朝から微熱と闘っているマイルーム代表です。
決して疲れているわけではないです!
(名人とメールしていて頭痛が写ったかな(笑))
さて、昨日はAO入試対策を少しだけしました。
実はマイルームでAO入試を受けるのは初めてです。
入試説明会に行って今後使えそうなヒントを得ました(^^♪
AO入試を狙えるようなこともドンドンしていきます。
本日も台風の上陸に伴い臨時休講<(_ 台風_)>
さて、昨日は『枕草子』を引用しましたので、今日は『源氏物語』~野分~
源氏の息子、夕霧クンが紫の上を垣間見る場面です。
今回はその場面の前を引用します。
登場人物は六条御息所の娘で、秋好(あきこのむ)中宮。
場面は源氏の大豪邸、六条院(中宮にとっては里)。
秋の好きな中宮は、秋の植物を植えてガーデニングを楽しんでいました。
今年は例年以上に素晴らしい!その模様を原文で
「常の年より見どころ多く、・・・同じき花の枝ざし、姿、朝夕露の光も
世の常ならず、玉かとかかやきて…」
朝露、夕露も世で見られぬほど美しく輝いている。
そんな美しい秋の庭を喜んでみていた中宮様。
ずっとここにいたい!(^^)vパーティでもしたい(^^♪
と思ったが父の命日なので、何もせず眺めていると、台風が~(>_<)
暗い部屋の中で花を心配する場面です。
「これ(美しい秋の庭)をご覧じつき(気に入る)て里居したまふほど、
御遊びなどもあらまほしけれど、八月は故前坊(中宮の父、前皇太子)の
御忌月なれば、心もとなく(花の盛りが過ぎるのではと気がかりに)思しつつ
明け暮るるほどに、この花の色まさるけしきどもをご覧ずるに、
野分例の年よりもおどろおどろしく(激しく)、空の色変わりて吹き出づ。
花どものしをるるを、いとさしも(それほど秋を)思ひしまぬ人だに、
あなわりな(わあ~大変!)と思ひ騒がるるを、まして、(中宮様は)
草むらの露の玉の緒乱るるままに(ご覧になると)、
御心まどひぬべく思したり(心を痛めておいでになる)。
覆ふばかりの袖(古歌・桜が散らないように大空を覆うくらいの袖が欲しい(>_<))は
秋の空にしもこそ欲しげなりけれ。(*古歌では春。今は秋。)
暮れゆくままに(夕暮れになるにつれて)、物も見えず(風が)吹き迷はして、
いとむくつけければ、御格子など参りぬるに(格子をお下ししたので)、
うしろめたく(気がかり)いみじと花の上(花がどうなっているか)を思し嘆く。」
昨日も今日も平易な文なので、読みやすいですね。
(部長はこれくらい訳せるね!足長さんらは当然!)
書いているだけでも物語世界に入って行ける心理描写は、
さすが千年たっても読み継がれる作品ですね。
ここの引歌(古歌の引用)「覆ふばかりの」は面白いですね!
また古典の話も載せます!今日は続きを読んでねます(-_-)zzz
古典の学習はマイルームで!