センス感覚か?

マイルーム代表です。

 

本年度より高校一年生の英語を開講しています。

今のところは、教科書の予習復習を中心に指導しています。

 

久しぶりに高校英語を教えるので、

準備のためにいろいろな参考書を読みました。

英文読解では、一語一語丁寧に分析され、

非常に分かりやすいモノが多いです。

高校生もそうやって勉強していると思われます。

これが主語で、これが動詞で、この句がこの語を修飾して・・・

意識的に読んでいることでしょう。

 

しかし、国語、現代文はどうでしょう?

これが主語でとかせずに何となく読んでいるような気がします。

所詮日本語だから・・・

現代文はセンス感覚だ・・・

文のつながりなど日本語のルールを無視しているから、

そうなるのです。

そして選択肢の問題を解く際は、

何となくこれっぽい・・・

これは、確実にフィーリングです。

 

国語にも文法があり、読むためのルールがあります。

確かに読書を通じて身につけている子もいますが、

大抵の子は本を読まない、語彙は少ない・・・

これでは、国語がセンス感覚フィーリング以前の問題です。

実際そうやって現代文の勉強をおろそかにしているから、

センター試験の国語の平均点が、酷い結果になっています。

 

大学に受かること。

これは受験生にとって非常に大切ですが、

読解力がないというのは、人生にとって痛手です。

 

小中高の時点で意識的に文章を読む訓練が必要です。

受験に合格するために国語を勉強することはもちろん、

実社会で生きていく上でも必要です。