菊!

川西市で塾を長いことやってるマイルーム代表です。

 

今日は重陽の節句!菊を飾りましょう!

五節句】季節の変わり目を祝う。

1月7日・・・人日(じんじつ)    

3月3日・・・上巳(じょうし)

5月5日・・・端午(たんご)

7月7日・・・七夕

9月9日・・・重陽

 

さて、重陽の節句に因んだ古典と言えば『紫式部日記』(^^♪

(Nさん!また長くなるけど・・・<(_ 長文_)>)

道長の妻である倫子がまた従姉妹である紫式部に

「菊の綿」を贈る場面。

当時、重陽の花である菊の花に、前夜から綿を置いて

香りと露を染み込ませ、九日の朝に顔を拭いて若返りを願う。

今でいうエイジングケアのようなもの!(^^)!

 

九日、菊の綿を、兵部のおもと(中宮女房)の持て来て、

 

「これ、殿の上(藤原道長の妻、源倫子)の、とりわきて(紫式部さん用に!)

 

『いとよう老い拭い捨て給へ。(この綿で顔をよく拭いて若返りなさって)』

 

とのたまはせつる。」

 

とあれば、

 

「菊の露 若ゆばかりに 袖触れて 花のあるじに 千代は譲らむ」

(頂いた菊の露を、私は袖に触れる程度、少しばかり若返り、

残りはは頂いた倫子さん!どうぞ千年若返ってくださるようお譲りしましょう(*^^)v)

 

とて返し奉らんとするほどに、

 

「あなたに帰り渡らせ給ひぬ。」(倫子様は自室に戻られました(゜.゜))

 

(兵部のおもとの言葉が)あれば、用無さにとどめつ。

 

う~ん(-_-;)

この時、紫式部は30代前半、倫子は45歳位です。

 

道長と紫式部は付き合っていたという噂があるので、

倫子が紫式部に敵対心を持ったのか?

 

紫式部が出仕できたのは、また従姉妹である倫子がいたからこそ。

その親密感をあらわしたものなのか?

 

私は、日記の性質上、主家の奥さんに対して敵意を日記に書くとは思えない。

お互い素直な気持ちでアンチエイジング(*^^)v

だと思います!(^^)!

 

とりあえず菊で長寿を願いましょう\(^o^)/